管理番号 | BO1954901 | 出版社 | 凡人社 | 発売日 | 2016/12/10 | 定価 | 1,650円 | ||
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カテゴリ |
日本語
サブカルチャー
体験を語りたがる人びとの欲望が、日本語の文法システムをゆさぶる話。 人は誰しも、体験を語りたいという煩悩を抱えている-「4色ボールペン、北京でありましたよ」「先週はうどんばかり食べました」「1分もしたら、真っ赤だよ」・・・私たちのことばには、そんな煩悩が見え隠れしている。 文法を考えるときに想定する「話し手」は、あまりに理知的で、合理的だったのではないだろうか。しかし、実際に生きる私たちは煩悩にまみれている。体験を語りたいという欲望は、時に、文法システムをゆさぶってしまうのだ。 私たちが日常で生みだすことばを、ありのままに見つめることで見えてくる本当のことばの姿。私たちのことばの世界を探索し、体感する楽しみに満ちた一冊。 ★本書は、2008年に、ちくま書房より発行された『煩悩の文法-体験を語りたがる人びとの欲望が日本語の文法システムをゆさぶる話-』(ちくま新書)の一部を加筆修正し、「補説」を新たに収録したものです。