マイスター-名匠-　「小島秀夫とメタルギア」の世界

毎度、駿河屋を御利用頂き、ありがとうございます。
駿河屋通販部スタッフＢです。

さて、皆様「コナミ」のゲームというと何を思い出しますか？

レベル１ パワフルプロ野球、ときめきメモリアル、がんばれゴエモン、悪魔城ドラキュラなど
レベル２ グラディウスシリーズ、エスパードリーム、ワイワイワールド など
レベル３ イーアルカンフー、けっきょく南極大冒険
レベル４ 月風魔伝
危険区域 ＭＳＸドラゴンクエスト２
レベル６ ラムラーナ
番外    クイズマジックアカデミー

以上、層々たるメンツですが、上記にはまだ国民的超メジャータイトルが含まれておりません。

レベル０ メタルギア

メタルギアは元々は小島秀夫プロデュース作品の大型破壊兵器の名称でしたが、
後にシリーズの代名詞となりました。「監督」という呼称を持つ彼は、任天堂の宮本氏が
ミヤホンと愛称で呼ばれるのに対して、世界中のゲームフリークにとっても「監督」でした。
国内では、唯一世界に通用し、認められる作品（売れる作品とは異なる）を産み出せる
人物と言ってもよかったのです。

そんな、彼が最近所属していたコナミから去った話は、多くのゲームユーザーに、衝撃を与えました。
もっとも、多くの従業員を持つ（当然彼らにも養う家族がいる）大企業の決断です。
どちらか一方だけが完全に悪いなどということはないのでしょう。

小島氏がメタルギアを発案した基点は、いかに容量制限の少ない家庭用ゲーム機で
おもしろいゲームを作るか？ という思考にあったと聞いております。
そのため、「見えない、動かない」ことがプレイヤーにとってプラスとなる
ゲームデザインを考えました。その結果が、シリーズ特有のステルスアクションだと。

小島氏に多くの作品に関わってもらいたかったと思われるコナミは、後に小島氏に
メタルギアのみならず、アドベンチャーゲームの作成プロジェクトも起ちあげたようです。
元々、「スナッチャー」の時点で物語演出にも長けていた小島氏のこと、問題無いと考えられたのでしょう。
後に体験版が公開された「Ｐ．Ｔ．」という作品、「サイレントヒル」シリーズの新作では？
と評されたこの作品でも、「いかに、限られた制限の中で良い物を作るか」
という監督の熱意が十分に感じられる、極上のホラー作品でした。

監督の去就と共に、このプロジェクトは中断されたものと思われますが、その影響
の大きさゆえに、最近発売されたPS4「Until Dawn -惨劇の山荘-」にも、いくつか
ノウハウが継承されたと聞きます。

小島秀夫氏の今後の活動は明らかになっておりません。
既に海外メーカーから、プロジェクトリーダーを任せたいという申し出があったことなど、
噂はありますが、決定的なオフィシャル情報は提示されていない状況です。

日本のゲームでも世界を納得させられる物は作れる。
小島氏には、そんなゲームユーザー達の夢を追って頂きたいです。

駿河屋通販部スタッフＢは、小島秀夫氏とコナミを心から応援しております。