マイナーゲーム機好きSのレゲー話 | 【メガドライブ】まじかる☆タルるートくん

ゲーム | 2020/09/06 | レトロゲームマイナーレゲー・洋楽好きS氏

今から約30年程前に大人気だった漫画・アニメ「まじかる☆タルるートくん」
最近はバラエティ番組の出演が目立つ江川達也氏の作品で、週刊少年ジャンプの黄金期の代表作のひとつでした。
「まじかる☆タルるートくん」だけで7、8億円稼いだらしいのですごい人気だったんですね。

漫画・アニメの人気が出たらバンダイがキャラゲー化というお決まりのパターンがありますが、
「まじかる☆タルるートくん」もバンダイがまずファミコンでゲーム化しました。
これが結構売れたようでその後ファミコン版をベースにスーパーファミコン、ゲームボーイでも発売されました。
ゲームギアでもありますがそちらはツクダが出していて内容はなんとシューティングゲームでした。

当時の勢いで様々なハードから「まじかる☆タルるートくん」のゲームが発売されましたが、
今遊ぶとなるとちょっと面白味に欠けるかなと思う出来で、世界観の再現度も今一つかなと思います。
そんな中でひとつだけ名作と言える物がありました。
それがメガドライブで発売されたこのゲームです。

製作はなんと後にポケモンで世界的有名になるゲームフリークです！
まずは電源ONからのSEGAロゴで「せ～が～」をTARAKOさんによるボイスが！
他にもゲーム中「おぅ！」「タコヤキ」などいろいろボイスを発してくれます。
ミモラの「タルさま～」「あんまりですわ～」のボイスもあるのはなかなか素晴らしい。
タイトル画面のBGMはアニメのオープニング曲「オレ、タルるート」で
エンディングは「キミと世界征服!?」かと思いきや後期エンディング曲の「タルル・カタブラルル」でした。
「タルル・カタブラルル」は作詞・作曲・歌が全部TARAKOさんというなんと多彩な才能の持ち主でしょう。
FM音源で再現されたオープニング・エンディング曲を聴く度とても懐かしい気分になります。

原作の世界観、演出を見事に再現しており、かなり完成度が高いと思います。
メガドラならではというかアーケードゲーム的な感じのアクションゲームで難易度は高めであるが面白い。
これぞ絶妙なゲームバランスというものかもしれない。
キャラのグラフィックは大きめで動きはなかなか細かく、地面の端に立つとバランスを取る動きをするとこもなかなかの拘り様。

アクションは基本ジャンプ・攻撃・魔法で、ジャンプ中に再度ジャンプボタン押すと滑空移動になりますが、
これは狭い隙間を通り抜けるのと着地時にダッシュをする目的で使用します。
物に攻撃すると「ソードペンまじっくん」の再現となりますが、もう一度攻撃ボタンで前方へ飛ばすことができ敵を一掃できます。
ボス戦はとくにこの物を味方にして飛ばす攻撃が鍵となります。
ライフが３つあるがそれでも慣れてなければすぐやられるので５つぐらいにしてほしかった。