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マイナーゲーム機好きSのレゲー話 | メガドライブ傑作RPG『ファンタシースター 千年紀の終りに』後編

マイナーゲーム機好きSのレゲー話 | メガドライブ傑作RPG『ファンタシースター 千年紀の終りに』後編

前回に引き続き『ファンタシースター 千年紀の終りに』をご紹介。
マイナーゲーム機好きSのレゲー話 | メガドライブ傑作RPG『ファンタシースター 千年紀の終りに』前編


『ファンタシースターIII 時の継承者』 から3年、その間にRPGというジャンルは
大きく発展を遂げハードの売り上げを大きく左右する程になっていました。
セガは1992年にシミュレーションRPGの名作『シャイニング・フォース 神々の遺産』や、
斜めなゼルダもどきの『ランドストーカー』を発売し若干注目を集めましたが、
その頃に発売された微妙なRPGで評価を落としRPG不毛のハードという印象を植え付けられたかと思います。
『ブルーアルマナック』と『ソーサルキングダム』は普通のほうですが
内容はまったく記憶に残らないB級止まり。
バランス悪過ぎる『魔天の創滅』、バグで進めなくなる『港のトレイジア』などもあって
かなり評判を落としたかと思います。
そして1993年に一旦シリーズの完結となる『ファンタシースター 千年紀の終りに』が発売されます。
集大成となる4作目はゲーム史に大きく刻まれることは無いかもしれないですが、
RPGの名作でファンタシースターシリーズの最高傑作でもあります。

エンカウント率や難易度等それまでの詰めの甘かった点がしっかり調整されており、
テンポ良く進められるように仕上がっています。
ビジュアルシーンが多く、ストーリーがしっかりと頭に入ってくる点も良かったですね。
『II』の開発スタッフが戻ったことにより『III』で失われた
細かいアニメーション戦闘が復活し味方も敵もよく動いてくれます。
やはりサンドワームの動きが一番印象に残りますね。

登場キャラクターはどれも個性的で魅力があります。
主人公は勇者らしくない16歳の少年『ルディ』、
ルディの師匠で腕利きの名ハンター『ライラ』、ライラの昔なじみの魔道士『スレイ』。
エヴァで言うと『シンジ』『ミサト』『加持』みたいな感じですかね。

中盤で登場するメインヒロインの『ファル』は、
バイオプラントの管理システム『シード』によって作り出された人口生命体で年齢は僅か1歳!
『けもの耳』の先駆けは『II』のネイかもしれないが、普及に貢献したのはファルかもしれません。

もう少し進むと登場するサブヒロインでアンドロイドのフレナは324歳!とこれまた凄い年齢設定。
フレナのマスターであるフォーレンなんかは998歳ですからよく壊れずにいるなと思うこともあります。
こちらの『メカ耳』もけっこう先駆け的な存在だったと思います。

もう一人サブヒロインの『シェス』は神官見習いでセーラーマーキュリーではない。
伝説の魔法使いの『ルツ』(1作目で登場)の熱狂的信者でスレイが5代目ルツと分かった時の表情がいい。

他にもいろんなキャラが仲間に加わるのでストーリーや戦闘が盛り上がります。
仲間が増えると戦闘でテクニック・特技使用時に
『コンビネーションアタック』という大技が発動する時がありますので楽しいですね。
マクロ機能で行動を登録しておけば大技を出しやすくなりますが、
状態異常やキャラクターの入れ替えで不完全となった場合は何も行動してくれないので注意が必要です。
ソフト発売時のキャンペーンで、最強のコンビネーションアタックを見つけて応募すると
抽選で『ファンタシースター 復刻版』がもらえました。
復刻版はFM音源のデータが残っているのだがメガドラでは鳴らせないのが残念でしたね。
でも初代が遊べたのはとても嬉しかったです。

【MD】ファンタシースター復刻版
 

乗り物は搭乗してても敵に会いますが、乗り物による戦闘になります。
戦っても報酬と経験値が少ないのは面白くなかったですね。
戦闘に負けるともちろん全滅です。
機内のグラフィックがよく出来ており、フレナの言う通りこれはほれぼれするわ。

過去作品のキャラクターもちょっとだけ出てきます。
なので『千年紀の終りに』をプレイする前に『I』『II』をプレイしとくと最高に楽しめます。
『III』は黒歴史ということで『千年紀の終りに』の後の話ということにしたらしいです。

あの頃のエニックス、スクウェアのRPGは確かに面白かったですが、
それでも一番印象に残ったのは『千年紀の終りに』でした。
ちょこまか動く1マス分の小さなキャラを見て想像で膨らませてストーリーを楽しむのもいいが、
やはりビジュアル・シーンのある『千年紀の終りに』は凄くインパクトがあって記憶に残りますね。
絶妙なゲームバランスとプレイヤーを熱くさせるストーリー、
その見せ方も完璧だったので今でも愛され熱く語られているのだと思います。
この冒険は今でも人を感動させ惹き付ける魅力を持っていると私は思います。

【MD】ファンタシースター 千年紀の終りに
 

【SS】ファンタシースターコレクション
 

【PS2】ファンタシースター コンプリートコレクション
 

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