マイナーゲーム機好きSのレゲー話 | 時代が求めた32ビット!?メガドライブ「スーパー32X」
大失敗ハード(周辺機器かな?)として有名なメガドライブを32ビット化する「スーパー32X」。
セガサターンやプレイステーションなど当時の次世代機に劣ることは確実でしたが、
この成功率が限りなくゼロに近いファイナルフュージョンを承認してしまったのだ!
国内発売ソフトはたった18本と「バーチャルボーイ」と肩を並べていました。
この18本にはクソゲーは存在しないと知るのはメガドライバーぐらいでしょう。
今回はスーパー32X専用ソフトの魅力をご紹介してみようと思います。
スーパー32Xは最初は単体の新ハードとして開発がスタートしましたが、
最終的にはメガドライブの延命装置となってしまいました。
いろいろと難点が多いですが、ソフトのほうは意外に良い出来のものが多かったと思います。
「スペースハリアー」「アフターバーナーII」なんかはほぼ完璧だが遅過ぎましたね。
しかし完璧を求めていたマニアにはその出来に感動したんじゃないでしょうか?
⇒【32X】スペースハリアー
⇒【32X】アフターバーナーII
「バーチャファイター」はセガサターンでも完全移植ができませんでしたたので
スーパー32Xじゃ不可能と思われていたが見事移植に成功しています。
キャラはより段ボール箱になりましたが他の再現度はなかなか高く、
ロムカセットなのでローディング無く楽しめるというメリットもありました。
次は私がオススメするスーパー32X専用ソフトを3本ご紹介します。
★DOOM(1994年12月3日)
FPSというジャンルを世に広めた一人称シューティングゲーム。
当時その面白さを知っていたのはPCゲーマーぐらいだったかと思います。
「チェーンガン」でバリバリ撃ちまくったり、強力な「BFG9000」で敵を一掃したり、
チェーンソーで無謀に突っ込んでいったりと多彩な武器による攻撃がとても痛快!
隠し通路がたくさんあるので探し出すのも非常に面白かったです。
スーパー32X版はPC版と比べてグラフィックの質は多少落ちますが、
それでも移植度はなかなかでDOOM酔いするまでプレイしまくりました。
移植は家庭用ゲーム機では32Xがたぶん最初でしょうか?
スーファミ、サターン、PS、ニンテンドウ64はけっこう後になってから移植され、
その頃には「バイオハザード」が世に出ていて話題にならなかったですね。
でも「バイオハザード」より「DOOM」のほうが面白いと思います。
これをローンチタイトルのひとつにしてしまうセガは流石と言っていいでしょうか?
この「DOOM」の前身が「ウルフェンシュタイン」というゲームですが、
スーファミに移植されたときにあまりの酷さにid software社がブチギレ!
id software社は「WisdomTree」という聖書をベースに
パクリゲームを作るメーカーにソースコードを提供し、
任天堂に無断でFPSゲームを作らせたらしいです。
・・・ってあのソフトだったんですね!
「Super Noahs Arc 3D」は「レトロビット ジェネレーション」でプレイ可能です。
★バーチャレーシング デラックス(1994年12月16日)
その後の3Dレースゲームに多大な影響を与えた歴史に残る名作レースゲーム。
ポリゴンによる立体感だけでなく運転のリアリティも追求した点でも評価が高いです。
「バーチャレーシング」は最初は通常のメガドラソフトで発売されました。
「セガバーチャプロセッサ」を搭載してなんとか再現できていましたが、
ポリゴン描写の低さや色数の少なさにちょっと不満がありましたね。
それでもあのメガドラで再現したのは素晴らしいと思います。
メガドライブ版バーチャレーシング
スーパー32X版は倍以上の描画能力を持っていたのでよりアーケード版に近くなりました。
コース、BGM、マシンが追加されてる点も良かったですね。
その後、サターンやPS2にも移植されるのですが、
一番出来の良いのがなんとスーパー32X版!
と言われてますので興味のある方はがんばって揃えて比べてみて下さい!
今プレイしても面白いレースゲームですが、
ニンテンドー3DSの「セガ3D復刻アーカイブス」シリーズに収録されなかったのは残念。
これもいつか3D立体視対応で移植してほしいです。
★ステラアサルト(1995年5月26日)
3Dポリゴンシューティングと言えば昔はスーファミの「スターフォックス」が有名でしたが、
その影で絶賛されたのがこの「ステラアサルト」。
非常にシンプルで派手さは無いものの、
ポリゴン描写のなめらかさやゲームバランスの良さも光っていたため高い評価を得ました。
疑似3Dでは表現できない360度の空間を自由に飛び回れるという感覚が
ポリゴンによって再現出来ていたので当時はけっこう感動しました。
視点も変えれるという点もなかなか斬新でしたね。
ステージクリア後のめちゃめちゃカッコ良いリプレイ機能もまた画期的でした。
けっこう後になってからセガサターンで「ステラアサルトSS」が発売されました。
アニメチックな演出は余分だったが、他は「ステラアサルト」の良さはそのまんまです。
こちらも評価が高く今では高額ソフト化しています。
⇒【SS】ステラアサルトSS
他にも「メタルヘッド」や以前ちょっとだけご紹介した「パラスコード」なんかも面白い。
移植もいいが個性的でオリジナルなゲームがなかなか光ってましたね。
ハードのせいで名作が埋もれることはよくあることなので
今レトロゲームを探し求めてる方はぜひマイナーハードの隅々までを探して頂きたい。
そこには必ず名作ソフトが埋もれているはずです!
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