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マイナーゲーム機好きSのレゲー話 | 時代が求めた16ビット『メガドライブ』30周年【前編】

マイナーゲーム機好きSのレゲー話 | 時代が求めた16ビット『メガドライブ』30周年【前編】

「最近ゲームがつまらない?ハマらない?そんな噂が飛び交ってるけど
それはソフトのせいじゃない。ハードに限界があったからだ!!」

違うと思いますよ〜

「時代が求めた16ビット」と言われても
『いとうせいこう』の存在のほうがインパクトが強かった1988年。
メガドライブは家庭用ゲーム機初ではないですが16ビットCPU(一応『ぴゅう太』が初)を積み、
ゲーセンでおなじみだった音源『FM音源』を搭載して登場しました。
高スペックでファミコンの牙城を崩すか注目されましたが結果はボロ負け。
ゲームを配信したり、パソコンと合体したり、CD-ROMを採用したり、
32ビット化もしたのだが相変わらずスベリまくっていましたね。
それでもハードの性能を活かすことが出来た名作の数々は今でも強く印象に残っています。
今回はビジュアルショック!スピードショック!サウンドショック!売れなくてショック!な
『メガドライブ』を振り返ってみようと思います。

まずローンチタイトルを見てみましょう。
・スーパーサンダーブレード
・スペースハリアーII
・獣王記
・おそ松くん はちゃめちゃ劇場

アーケードのビッグタイトルが並びましたが、『スーパー』とか『II』ってなんだ?
と思ったでしょう。これはメガドラのオリジナルで移植ではありませんでした。
『スーパーサンダーブレード』はまあアーケード版に近いかもしれないですが
(でもコレじゃない感有り)できればアーケード版に忠実であって欲しかったです。
『スペースハリアーII』はコレじゃない感とフレームレートの低さが酷かったです。

『獣王記』だけは良いほうなので好きな人はけっこう遊べたんじゃないだろうか?
『おそ松くん はちゃめちゃ劇場』はクソゲーの代表のひとつとなりました。
ついでにライバルのファミコンの『おそ松くん バック・トゥ・ザ・ミーの出っ歯の巻』は名作です。
高いスペックを持ちながら出てきたソフトがこれらだったのでズッコケました。

PCエンジンでもアーケードの移植が多々有り、メガドラより移植度高いんじゃね?
というのが多かったのでライフの削り合いでしたね。
PCエンジンは一部16ビットだったので密かにメガドラと互角でした。
サウンドはFM音源チップ『ヤマハ製YM2612』を搭載していたため
アーケード版に近いサウンドを鳴らすことができましたが、
初期モデルはAV出力がモノラルでヘッドホン出力はステレオでしたが一部の機種では
ノイズが乗るなど残念な面がありFM音源が十二分に発揮できていなかったと思います。
さらにメガドライブ2はステレオ出力できるようになったのに
ノイズが乗るということを後で知って残念でした。
良いサウンドで楽しむには『ワンダーメガ』か『メガジェット』が良いという
情報がありますので音に拘る方はぜひそちらを。

ワンダーメガ
メガジェット

一部のマニアの方は高音質化のためのモジュールを自作して取り付けたり、
初代をステレオ出力化して楽しんでいるようです。
高音質化したメガドラを良いスピーカーで鳴らせば最高の音になりますよ!

初期の良作は『スーパー大戦略』『大魔界村』『ザ・スーパー忍』『ゴールデンアックスII』あたり
だと思うのですが、他に隠れた名作として『重装機兵レイノス』というのもありました。
『重装機兵レイノス』のシステムは『重装機兵ヴァルケン』や『スプリガンmk2』に
受け継がれていったんですね。

【MD】重装機兵レイノス
【SS】重装機兵レイノス

ガンダムとかパトレイバーのゲーム化はメサイヤに作らせたらきっと名作が生まれたと思います。
そういえば『機動警察パトレイバー 98式起動せよ!』は酷かったですね。
あれは何という罰ゲームだったのでしょう?

決め手となるソフトが出ない内にスーファミが誕生し、
ライバルのPCエンジンはCD-ROMをバージョンアップさせメガドラの影は薄くなって行きました。
そして1991年、メガドラで起死回生となる『ソニック・ザ・ヘッジホッグ』と『ベア・ナックル』が誕生し、
翌年には『シャイニング・フォース』も誕生。
さらに翌年にはよりアクションが多彩になった『ザ・スーパー忍II』も発売しています。

メガドラの底力を見せた名作が次々と発売され北米ではシェアを拡大して行きましたが、
それでも日本ではスーパーファミコン一強。
やはり原因は『RPG不足』にあったと思います。


続く!

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