日本文学
【内容紹介】
白石一文史上、最も!?ハッピーエンドな物語。
「とにかく、今日は人生で一番嬉しい日だ。
やったぞって気分なんだ。
」邂逅、結婚、転身、流産、裏切り……夫婦の実相を描いた快作。
カメラマン志望の俊彦はある日、撮影のために訪れた東京・月島の路地で「小料理すま」を営むみすみと出会う。
二人はほどなく結婚。
やがて俊彦は小説家へと転身を図るが、作家デビューはままならず、みすみは二度の流産で悲嘆に暮れる。
そんな折、阪神淡路大震災が発生し、みすみの実家が被災して……。
時々に吹き荒れる逆風、荒波に翻弄されながらも懸命に生きる二人。
だが、いよいよ追い詰められた俊彦が、命を投げ捨てるほどの覚悟で決断し、掴み取った「快挙」とは。
【目次】
快挙
1 月島
2 みすみ
3 弔い酒
4 S社の文学新人賞
5 須磨
6 ラジオドラマ
7 幸福な季節
8 〈デスク 今西太郎〉
9 ?陣の風
10 絶望
11 雪江
12 尾行
13 夫婦とは なんと佳いもの 向い風
14 地蔵通り商店街
15 人生の快挙とは一体何だ
16 左の乳房
17 新装開店
18 ベストセラー
19 償い
20 柔らかな空気
●特別寄稿「こんな恋がしたかった」山田憲和
●あとがき「夫婦の醍醐味とは」 白石一文
【著者略歴】
1958年福岡県生まれ。
早稲田大学政治経済学部卒業。
文藝春秋勤務を経て、2000 年『一瞬の光』(KADOKAWA)でデビュー。
2009年『この胸に深々と突き刺さる矢を抜け』(講談社)で山本周五郎賞、2010年『ほかならぬ人へ』(祥伝社)で直木賞を受賞。
近著は『君がいないと小説は書けない』(新潮社)、『ファウンテンブルーの魔人たち』(新潮社)、『我が産声を聞きに』(講談社)、『道』(小学館)、『松雪先生は空を飛んだ』(KADOKAWA)、『投身』(文藝春秋)、『かさなりあう人へ』(祥伝社)など。
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