文庫

<<日本文学>> 海底宝窟 完全版 / 押川春浪 / 北原尚彦

日本文学
【内容紹介】
雑誌『冒険世界』『武侠世界』の主筆を務め、スポーツ愛好社交団体「天狗倶楽部」を結成、そして日本SFの祖でもある押川春浪。

春浪の死と共に完結せぬまま連載が終わったと思われていた「海底宝窟」には、実は幻の最終回ともいうべき〈完結篇〉が存在した！

〈完結篇〉も収録し106年ぶりの単行本化。


【目次】
海底宝窟

解説：北原尚彦

【著者略歴】
1876年(明治9)愛媛県松山生まれ。
本名方存。
日本キリスト教界の元老押川方義の長男。
東京専門学校(早稲田大学の前身)在学中の1900年(明治33)、冒険科学小説『海底軍艦』(文武堂)を発表。
多くの作品を残し、日本SFの祖と称される。
また、雑誌『冒険世界』や『武侠世界』の主筆を務め、後進の作家や画家の育成に尽力。
スポーツ社交団体「天狗倶楽部」を結成するなど、スポーツ振興活動も行った。
過度の飲酒により、1914年(大正3)死去。