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文庫 <<日本エッセイ・随筆>> 空をゆく巨人 / 川内有緒

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管理番号 3Z201674 出版社 集英社 発売日 2022/05/20 定価 1,155円
川内有緒
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日本エッセイ・随筆
集英社文庫/現代美術の世界的スーパースター蔡國強と、世界最大99000本の桜を植える福島の男。夢に挑み続けるふたりの“巨人”の奇跡の実話。福島県いわき市の実業家・志賀忠重と、中国福建省出身の世界的現代美術家、蔡國強。二人は、1980年代にいわきで出会い、数々の驚くべき「作品」を生み出してきた。砂浜に埋もれた木造船を掘り出した作品、海に導火線を置いて走らせた炎……蔡が描いたスケッチを、日頃アートに縁のない志賀らが頭と体を使って形にしていく--いわきは蔡が世界に羽ばたくきっかけとなった。そんな二人の最大の作品が、東日本大震災後に制作した「いわき回廊美術館」だ。美術館周辺の山々では、志賀が、99.000本の桜を250年かけて植樹する「いわき万本桜プロジェクト」を進めている。原発という「負の遺産」を残したことを激しく悔いて、未来のいわきを世界に誇れる場所にするために。二人の「巨人」の足跡を辿りながら、美術、ひいては「文化」というものの底力を問う。こんな時代だからこそ伝えたい、アートと人間の物語。読み終えたあと、一歩を踏み出す勇気が湧いてくる!第16回開高健ノンフィクション賞受賞作!【スタジオジブリ 鈴木敏夫氏 絶賛!】ひとりの人間が出来ることなど、たかだか知れている。しかし、ふたりになると奇跡が起こる。中国福建省出身の蔡國強と福島県いわきの会社経営者志賀忠重。ふたりは、80年代末にいわきで出会い、数々の作品を生み出して来た。そして、蔡國強は、現代美術の世界的なスーパースターになった。ぼくは、この話を他人事として読むことは出来なかった。蔡國強と宮崎駿が折り重なった。ぼくは、この長い物語をたった2日間で一気に読んでしまった。ちなみにぼくは、川内有〓さんの事を子供のころから知っている。恵比寿にある小さなマンションの8階にぼくの一家が、9階に彼女の一家が暮らしていた。ぼくはいまでも彼女のことをこう呼ぶ--あっちゃん、やったね! 開高健賞、おめでとう!

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