歴史全般
【内容紹介】
「この戦争で、米国は常時臨戦国に、日本は民主主義軽視の国になりました」--著者
元外務省国際情報局長が膨大な資料から読み解く!
朝鮮戦争休戦から70年。その影響は今日も続いている
今回「朝鮮戦争」を書き、改めて、日本は1950年で「民主主義」と「自由主義」を根底から覆す国になったなと強く感じました。もちろん自発的選択でなく、米軍に強いられてのことです。(中略)
「日本という国がどういう国か」、そして「今日の国際政治がどういうものか」、それを理解するために、「朝鮮戦争とは何だったのか」「朝鮮戦争は何をもたらしたのか」を、今改めて問う意義があると思います。
(「おわりに」より)
【著者略歴】
孫崎 享(まごさき うける)
1943年生まれ。1966年、東京大学法学部を中退し、外務省に入省。英国、ソ連、米国、イラク、カナダ駐在を経て、情報調査局分析課長、駐ウズベキスタン大使、国際情報局長、駐イラン大使を歴任。2002年から2009年まで防衛大学校教授。ツイッターのフォロワーは約15万人。ニコニコ動画を発信するなど、ソーシャル・メディアにも注力。『日米外交 現場からの証言』(中公新書)で山本七平賞を受賞。著書は他に『日米開戦の正体』『ゾルゲ事件の正体』『日本人のための戦略的思考入門』(祥伝社)『戦後史の正体』(創元社)『日本国の正体』(毎日新聞出版)など、多数。