ボードゲーム　日本歩兵聯隊長

商品解説■歩兵聯隊長の立場を苦労を再現したソリティア(一人用)のウォーゲームというかシミュレーションゲームです。
といっても、「〇〇の戦いを再現」といった予備知識や軍事的な知識は一切不要です。
また、ウォーゲームで一般的なへクスマップ(〇〇の戦いの地形を再現)ではなく、地形カードを用いてマップをランダムに形成します。
そのためプレイする都度異なるマップ、異なる敵情でお楽しみいただけます(マップを形成したら大軍がいた　or　敵がいなかった等で任務達成不可能なこともあるでしょう。
しかし本作はあくまで「聯隊長の立場のシミュレートです。あやふな情報であなたを戦場に送り込んだ、あなたの上司(師団司令部)を恨んでください)。

また、一般的なウォーゲームと違い、大抵の場合、移動するにも戦闘するにもチェックが必要です。

「動け/攻撃しろ」と部下(大隊長)に命じても、それを「いつ実行するか」は部下の判断になるからです。
(「なるべく早く移動しろ」と命じたら「なるべく早く移動するためになるべく早く飯を炊いていた、という実例あり)」

特に「攻撃しろ」のチェックをするだけで部下の不満は高まっていきます(要は「なんで俺ばっかりコキ使うんじゃ!」というわけです)。

不満の溜まった部下には嗜好品(補給ポイント)を上げたり、お休み(聯隊総予備)させたりして、不満を下げましょう。
そうすれば、攻撃してくれやすくなります。

ゲームはシナリオ1～10までのキャンペーンシナリオ。
シナリオ毎に任務(ミッション)をこなしていきます。ミッションといっても「敵を2個ユニット撃破しろ」といった簡単なものだけです。

任務を達成すると、威厳(偉さ)が上がり、部下は動きやすくなります(学校のおっかない先生と同じです。おっかない先生の言う事はよく聞いたでしょ)

全シナリオ終了後、威厳(偉さ)と部下の不満度の合計値で「あなたのその後・戦後」が決まります。
安寧な戦後生活を送れるか、部下に殺されてしまう最悪のその後になるかは、運とあなた(プレイヤー)の力量次第です。

ウォーゲーマーだけでなく、ウォーゲームに興味はあるけど敷居が高くて・・・というボードゲーマーにプレイしていただけたら、と思います。

そして「運が八割、残り二割で七転八倒」を楽しんでいただければと思います。

こちらは「コミックマーケット102(コミケ102/2023夏)」に頒布されたものです。

■ゲーム概略■
プレイ人数：2人
デザイナー：ulysses　

＜内容物＞
カード　60枚
ユニットシート　1枚
聯隊シート　3枚
各種チャート　1枚
早見表　1枚
取扱説明書　1部