日本エッセイ・随筆
「50代を生きるって、とても大変で、難しい。それでもオレは、美しく枯れていきたい」前作『粋な男たち』から約5年半余りのときを経て、著者・玉袋筋太郎を取り巻く環境は激変した。2020年、オフィス北野から独立しフリーに。兄弟弟子である「たけし軍団」から離れ、「浅草キッド」の相棒である水道橋博士、師匠であるビートたけしとの距離も遠のいた。初孫という新しい命に喜びを感じながらも、母親は認知症を患い施設に入った。長年連れ添った妻は、ある朝、家から出て行った……。仕事の人間関係、夫婦仲、家族構成にも変化が訪れる、波乱万丈な50代--。「時代遅れ」な昭和の粋芸人が語り尽くした、悩めるすべての大人たちに捧ぐ、人生後半戦の歩き方。●目次はじめに--50代を迎えて、オレの人生は激変した第1章 人間関係って大変だよな第2章 「発酵」した50代の仕事観第3章 夫婦ってなんだか難しい第4章 新しい命と消えゆく命とともに第5章 「人生」のこと、考えてみよっかおわりに--美しく枯れるために