教育
【内容紹介】
保育現場で悩んだり、わからなかったり、考えが分かれたりしている場面に着目し、保育における「こんなとき」をどんな視点で考えていけばよいのか、子どもを見つめ直しながら、ていねいに課題解決を模索していきます。
子どもたちを目の前に、よりよい保育を求め続けること。
保育の醍醐味がここにあります。
2018年から5年間、『ちいさいなかま』に好評連載された「保育、こんなときどうする? どう考える?」を加筆・修正し、待望の単行本化。
【目次】
はじめに
第1章 子どもの本当の思いはどこにある?
目の前の子どもから出発する
「○○先生じゃなきゃいや!」と言われたとき
抱っこをどう考える?
できるのに「やって!」と言われたとき
子どもが「やりたくない」と言ったとき
「だって」を考える
「ごめんね」を考える
「うるせー、死ねー、あっちいけー」と言われたとき
「もう五歳なのに…」、○○なのに…を考える
「できる・できない」にこだわる?
第2章 子どもの思いに共感するって?
?子どもとおとな、子ども同士の関わり
「待つ保育」ってどんなこと?
「だめなものはだめ!」を考える
一人だけやってあげるのは不公平?
子どもが泣いたとき
子どもがウソをついたとき
「ほめる」ことについて考える
「受けとめるって、子どもの主張をなんでも聞くことと違うよね」を考える
「受けとめて切り返す」ってどんなこと?
保育のなかの「みんな一緒に」を考える
子どもの思いに共感するって?
第3章 子どもが暮らしの主人公って?
?子どももおとなも安心できる暮らし
保育園の食事を考えてみる
保育園の午睡の悩みを考える
保育園での片づけをどう考える?
朝の保育・夕方の保育どうしてる?
新年度の向かい方
あなたの園にはどんなルールがありますか?
保育園の暮らしって?
子どもの願い・おとなの願い
コロナを経験して、改めて保育園の行事を考える
子どもが選ぶ・子どもが決める
「子どもから学ぶ」ってどういうこと?
おわりに
【著者略歴】
(しみず れいこ)1947年、埼玉県生まれ。
元帝京大学教授。
保育実践研究会代表、さんこうほれん会員。
著書に、『徹底して子どもの側に立つ保育』『育ちあう風景』(共に、ひとなる書房)、『うしろすがたが教えてくれた』『育つ風景』『ある晴れた日の園庭で』(共に、かもがわ出版)、『保育園の園内研修』(筒井書房)。
共著に、『いい保育をつくるおとな同士の関係』(ちいさいなかま社)など。