
第166回直木賞 候補作品(2021年下半期)
第165・166回直木賞 受賞作品(2021年)
第163・164回直木賞 受賞作品(2020年)
第164回受賞購入はこちら
心淋し川
著者:西條奈加「誰の心にも淀みはある。でも、それが人ってもんでね」江戸、千駄木町の一角は心町(うらまち)と呼ばれ、そこには「心淋し川(うらさびしがわ)」と呼ばれる小さく淀んだ川が流れていた。川のどん詰まりには古びた長屋が建ち並び、そこに暮らす人々もまた、人生という川の流れに行き詰まり、もがいていた。青物卸の大隅屋六兵衛は、一つの長屋に不美人な妾を四人も囲っている。その一人、一番年嵩で先行きに不安を覚えていたおりきは、六兵衛が持ち込んだ張方をながめているうち、悪戯心から小刀で仏像を彫りだして……(「閨仏」)。裏長屋で飯屋を営む与吾蔵は、仕入れ帰りに立ち寄る根津権現で、小さな唄声を聞く。かつて、荒れた日々を過ごしていた与吾蔵が手酷く捨ててしまった女がよく口にしていた、珍しい唄だった。唄声の主は小さな女の子供。思わず声をかけた与吾蔵だったが (「はじめましょ」)ほか全六話。生きる喜びと生きる哀しみが織りなす、著者渾身の時代小説。第161・162回直木賞 受賞作品(2019年)
第159・160回直木賞 受賞作品(2018年)
第158・157回直木賞 受賞作品(2017年)
第156・155回直木賞 受賞作品(2016年)
第154・153回直木賞 受賞作品(2015年)
第152・151回直木賞 受賞作品(2014年)
第150・149回直木賞 受賞作品(2013年)
第148・147回直木賞 受賞作品(2012年)
第148回受賞購入はこちら
等伯
著者:安部龍太郎都に出て天下一の絵師になる――能登の絵仏師・長谷川信春の強い想いが、戦国の世にあって次々と悲劇を呼ぶ。身近な者の死、戦乱の殺戮……それでも真実を見るのが絵師。その焦熱の道はどこへ。ひたすら等伯の魂の軌跡を追うべき一巻第146・145回直木賞 受賞作品(2011年)
第144・143回直木賞 受賞作品(2010年)
第142・141回直木賞 受賞作品(2009年)
第142回受賞購入はこちら
廃墟に乞う
著者:佐々木譲北海道警察捜査一課捜査員・仙道孝司は、ある事件をきっかけに療養中の身。やっと回復してきた仙道に、次々とやっかいな相談事が舞い込む。警察手帳も持たない仙道がどのような捜査をするのか?第140・139回直木賞 受賞作品(2008年)
第138・137回直木賞 受賞作品(2007年)
第136・135回直木賞 受賞作品(2006年)
第134・133回直木賞 受賞作品(2005年)
第132・131回直木賞 受賞作品(2004年)
第132回受賞購入はこちら
対岸の彼女
著者:角田光代専業主婦の小夜子は、ベンチャー企業の女社長、葵にスカウトされ、ハウスクリーニングの仕事を始める。二人の出会いと友情は、些細なことから亀裂を生じていく……。友情と亀裂を描く傑作長編。第130・129回直木賞 受賞作品(2003年)
第130回受賞購入はこちら
後巷説百物語
著者:京極夏彦恨みつらみに妬みに嫉み――。かくも人間は、闇を抱え続けて生きねばならぬのか。その深き業をやるせなく描く、圧巻のあやかし絵巻。いずれ行き着くは同じ場所。丁度、これが、百話目で御座います。あの大きな事件から数十年後。時代は江戸から明治へ。第130回受賞購入はこちら
号泣する準備はできていた
著者:江國香織私はたぶん泣きだすべきだったのだ。身も心もみちたりていた恋が終わり、淋しさのあまりねじ切れてしまいそうだったのだから――。号泣するほどの悲しみが不意におとずれても、きっと大丈夫、切り抜けられる……。そう囁いてくれる全12篇の短篇集。第128・127回直木賞 受賞作品(2002年)
第126・125回直木賞 受賞作品(2001年)
第126回受賞購入はこちら
肩ごしの恋人
著者:唯川恵等身大の女性を描く長編本格恋愛小説。女であることを最大の武器に生きる「るり子」と、恋にのめりこむことが怖い「萌」。そんな27歳の二人の主人公と物語を紡ぐのは男子高校生、やさしい妻帯者、美しいゲイ...。対照的なふたりの生き方を通して模索する女の幸せ探し、新しい家族のあり方を描く。第124・123回直木賞 受賞作品(2000年)
第124回受賞購入はこちら