アラン・ホールズワース ~超絶技巧のジャズ・ロック・ギタリスト~

4月17日、多くのギタリストのSNSにはアラン・ホールズワースへの追悼メッセージが投稿されていました。
X JAPAN、LUNA SEAのギタリスト、SUGIZO氏も追悼のメッセージを送っています。
他にもサトリアーニ、トニマカ、ルカサー、、コッツェン、ガスG、ペトルーシ、などなど
名ギタリストたちが続々と追悼の意を表明しました。
アラン・ホールズワースという名を知っているのはたぶん楽器をやっている人ぐらいかもしれません。
1970年代はプログレッシブ・ロック、ジャズ・ロックのバンドで活躍し名を広め、
正確な速弾きと独特な奏法、高度なテクニックでその後の凄腕ギタリスト達に
多大な影響を与えたことでギター奏法の進化に大きく貢献しました。
今回は追悼の意を込めてアラン・ホールズワース関連作をご紹介します。
★テンペスト/テンペスト(1973年)
プログレッシブ・ロックバンドのコロシアムのドラマーだったジョン・ハイズマンが
バンド解散後に結成したハード・ロックバンド。
アランの骨太なハード・ロックが聴けるという点は貴重かもしれません。
ジャズっぽい独特なフレーズの早弾きも凄いのだが、ヴァイオリンまで見事に弾いているのも凄いです。
サイケデリックなアートワークがカッコ良くて、けっこうお気に入りの1枚です。
★ソフト・マシーン/バンドルズ(1975年)
カンタベリー系ジャズ・ロックの最高峰、ソフト・マシーンの8thアルバム。
アランのジャズ・ロックなギターを聴きたいならこれが一番おすすめ!
さらに加速したアランのギターがとにかく凄まじくもはや早送りです。
この時期のライヴ音源「Floating World Live」ではもっと凄いことになっていますぞ!
★U.K./U.K.(1978年)
ジョン・ウェットンの記事でご紹介した1970年代プログレッシヴ・ロック最後のスーパーバンド。
ウェットンが主導権を握ってたためかアランの出番が非常に少ないです。
音楽性の違いによりこの1枚でビル・ブラフォードと共に脱退してしまいました。
それでも「In The Dead Of Night」での幻想的なギターソロや
「Mental Medication」でのテクニカルなソロには鳥肌立ちまくりです。
★ブラフォード/ワン・オヴ・ア・カインド(1979年)
U.K.を脱退したブラフォードとアランはブラフォードのソロという形でアルバムを発表。
ジャズ・フュージョン色濃い作品で、メンバー個々の音がダイナミックかつ美しいです。
ここに参加したデイヴ・スチュワート(key)とジェフ・バーリン(b)の腕も素晴らしいので
U.K.と同じく密かにスーパーバンドなのだ。
ホールズワースの曲線を描くかのようなギタープレイには何度聴いても感動させられます。
私はU.K.よりもこちらが好みです。
他にもソロ作を12枚ほど出しています。
アラン・ホールズワース関連は入手困難になったりしますので、
もし駿河屋で見つけたらすぐにゲットして下さい!
私はこれから関連作であるニュークリアス、ゴングのアルバムを探そうと思います。
みなさんもアラン・ホールズワースのギターを聴いて衝撃を受けて下さい。
R.I.P
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